イノベーションと持続可能性の追求は、私たちが現代の課題に取り組む上で欠かせない要素です。その中で、環境に配慮した新しい素材の開発が注目されています。今回は、お米を原料とした持続可能な紙素材「Kome-kami」をご紹介いたします。
kome-kamiとは?
食べられなくなったお米や、備蓄用に使われたアルファ米で廃棄されるもの、メーカーなどで発生する破砕米、一般のご家庭や流通段階で食べられなくなったお米を活用して作られた紙素材です。廃棄されてしまうお米をフードロスペーパーとして価値あるものへ変換・アップサイクルし、フードバンクへ売上の一部を寄付し、フードロス削減を目指すフードロスペーパーです。
※フードバンクとは様々な理由で廃棄されてしまう食べ物を生活困窮者などへ配給する団体です。
お米の質感と紙の風合いが融合した新たな素材
お米の美味しさや風味は、多くの人々にとって特別な存在です。そのお米の質感が、驚くべき方法で紙と融合しました。お米の豊かな風合いを紙そのものに加え、ラフながらもしっとりとした相反する表面を実現しています。さらに、その色は艶やかなお米を思わせるナチュラルな白さを持っており、触れているとずっと手を離したくならない独特な質感が特徴です。
また、環境への配慮もKome-Kamiの重要な要素です。この素材はFSC(Forest Stewardship Council)認証を取得しており、持続可能な森林管理に基づいて生産されています。そのため、森林資源の保護や環境への負荷を最小限に抑えながら、美しさと機能性を兼ね備えた紙を提供することができます。
Kome-Kamiは、今の時代において紙の可能性を広げる素材です。お米の風合いや質感を活かしながら、豊かな表現や環境への配慮を実現することができます。今後、さまざまな分野での活用が期待されています。
私たちの生活や産業に新たな価値をもたらすことでしょう。素晴らしい素材の登場に、ますます期待が高まります。
印刷部ドットネットでも取り扱っていますので、まずは名刺からアップサイクルをはじめてみてはいかがでしょうか。
Kome-Kamiについて、気になる方や是非導入を検討される方は印刷部ドットネットまでお問合せ下さい。